【UKでロックな着こなしに欠かせない】フレッドペリー モッズコート(FRED PERRY – Mods Parka)について

2022年2月24日

UKロックが好きだ。
10代の終わりにアークテック・モンキーズが流行り、UKロックにハマった。
アークティック、フランツ・フェルディナンド、ブロック・パーティー、ザ・フラテリスなど、今となっては考えられないくらいUKロックが元気な時期があった。
リアルタイムではなかったが、オアシスやブラー、パルプなどのブリットポップも好きだ。
そんなUKロックに欠かせないブランドがいくつかある。
中でも、最も存在感を放つのがフレッド・ペリーであり、またUKロックと切っても切れないアイテムがモッズコートだ。


フレッドペリーとは?

フレッド・ペリーは、史上初のグランドスラムを達成した伝説的テニスプレーヤー、フレデリック・ジョン・ペリーにより1952年にロンドンで設立された。
リストバンドを皮切りに、テニスを中心としたスポーツウェアブランドとしてスタートした。
1960年代に入り、スポーツウェアブランドだったフレッド・ペリーに転機が訪れる。
モッズムーブメントが起こり、オシャレなモッズがこぞってフレッド・ペリーのポロシャツを着だした。
モッズムーブメントの波に乗り、フレッド・ペリーはスポーツウェアからファッションアイテムとして定着した。
モッズムーブメントのファッションは、名作青春映画"さらば青春の光"で観ることができる。
さすがに現代でそっくりそのままやるとコスプレになってしまうが、今見てもスタイリッシュで格好いい。
その後もポール・ウェラーを始め、UKを中心に様々なミュージシャンがフレッド・ペリーを愛用している。
フレッド・ペリーはテニスによって生まれ、音楽によって反骨精神のシンボルとして育っていった。

モッズコートとは?

モッズコートの正式名称は"PARKA SHELL M-1951″、通称"M51″と呼ばれる。
元々は1951年にアメリカ軍の防寒着として採用されたミリタリーウェアだ。
その後、大量のデッドストックがイギリスに渡り、モッズに愛用されるようになった。
モッズはスクーターを乗り回していたため、自慢の三つボタンスーツが汚れないようにモッズコートを着ていた。
“モッズコート"、あるいは"モッズパーカー"と呼ばれるのはモッズが愛用したからだ。

写真

全体

正面
後ろ

ぼくが着ているのは2015年モデルだ。
毎年マイナーチェンジが施されリリースされている。
全体的にかなり細身。
生地はバックサテンでややカーキっぽい色合いのオリーブ。
少し表面が毛羽立っており、この生地感はヴィンテージ好きにもウケそう。

細部

フェイクファーは取り外せる
タブ
日本規格
今ならワンサイズ上を選ぶ
ローレルマークの刺繍はボディと同色
フードのドローコード
ポケットは斜めでフラップ付き
スナップボダンのアタリが良い感じ
開くとこんな感じで、ここの裁縫が好き
ライナーはボディ部分のみで取り外せる
UK系な配色のレジメンタルストライプ
フィッシュテール
フィッシュテールを畳むためのボタン付き
裏に織り込むようにボタンを留められる
ボタンを留めるとフラットなシルエットになる

コーデ

正面
斜め
かなり細身&コンパクトなつくり

アームがかなり細い
後ろ
スカーフは元オアシスのリアム・ギャラガーがやっていたブランド、プリティ・グリーン
経営破綻してしまい、日本からは撤退状態となっている…
インナー:チャンピオン リバースウィーブ
デニム:リゾルト 710
シューズ:クラークス デザートブーツ
ウォッチ:タイメックス * ナイジェル・ケーボン サバイバルウォッチ


前を閉めるとこんな感じ
ボタンのアタリがいい感じ

まとめ

身長:168cm
体重:57kg
サイズ:XS

フレッド・ペリーは今のトレンドに乗っているブランドではない。
ぼくが着ている2015年モデルのモッズコートはフレッド・ペリーらしく超タイトで、今っぽさの欠片もない。
しかし、トレンドに左右されない格好良さがある。
UKロックが好きなぼくにとって、フレッド・ペリーはユニフォーム的で特別なブランドだ。
久々にグレンチェックのハリトンジャケットが欲しくなってきた…。