【ガシガシ着れる定番スウェット】チャンピオン リバースウィーブ(Champion – Reverse Weave)の経年変化について

2022年2月24日

冬の定番トップス、スウェット。
誰もが物心ついた頃から何枚も着ているだろう。
そして今でもワードローブに数枚か持っているはずだ。
スウェット最大の魅力は、気負わずに適当に着て、ガシガシ洗濯できることだ。
選ぶモノにもよるが、基本的にタフで長く着れる。
そんなスウェットの中でも、絶対に外せないアイテムがある。
チャンピオンのリバースウィーブだ。


チャンピオンとは?

チャンピオンは1919年にアメリカ ニューヨーク州ロチェスターで設立されたスポーツウェアブランドだ。
チャンピオンといえばスウェットであり、スウェットの歴史はチャンピオンの歴史といっても過言ではない。
正にキングオブスウェットブランドだ。
スウェットの原型は屋外型労働者の防寒用に開発したウールウェアだ。
米軍のトレーニングウェアに採用されると徐々にスポーツウェアとして注目されるようになり、ミシガン大学を皮切りに大学のアスリートが愛用するようになった。
更に1920年代に入ると大学のアスリートのみならず、カジュアルウェアとして定着し、キャンパスライフという枠を超えアメリカの若者にとっての定番アイテムとなっていった。

リバースウィーブとは?

リバースウィーブは1934年に洗濯による縮みを防ぐために開発された製法だ。
つまり、平たく言うと縮みにくいスウェットということだ。
従来のスウェットは縦織りという製法で作られており、洗濯により縦に縮みやすいという特徴があった。
これを、リバースウィーブは縦織りから横織りにすることにより縦の縮みを防ぎ、更に両脇に縦織りのリブを施すことにより横の縮みも防いでいる。
1938年に製法特許を取得している。

写真

全体

正面
後ろ

このスウェットは大体4年強着ている。
着用頻度はかなり高く、冬場は毎年週1.5回は着ている思う。
当然かなり洗濯しており、いい感じに経年変化している。
縫い目を中心に色落ちも起こっている。
リバースウィーブの経年変化は、どことなく“朽ちる"という感じの趣がある。
※かなりタフなので、実際は形が崩れ落ちたり、ボロボロになるわけではないが…。

細部

ラグランスリーブ仕様
胸にボディと同色のロゴ付き
Vガゼット付き(前V)
Vガゼットは縮み防止や汗止めを目的として取り付けられたリブニットだ
ヴィンテージライクなディティールで、かなり好き
ちなみに前Vは1940年~1960年頃のディティール
スウェット生地の上にリブを縫い付ける製法ではなく、はめ込み式の製法を取られている
はめ込み式は前Vの中でも古いタイプの製法と言われている
青タグ(メイドインチャイナ)
コットン90パーセント,ポリエステル10%
ちなみに日本規格
まとめると、極々普通の現行リバースウィーブという感じ
フリークスストア別注だが…
左袖にカラーのロゴ付き
袖の縫い目の色落ちが好き
サイドのリブはフラットシーマ
リバースウィーブの特徴であるサイドリブ
袖と裾
いい感じにヤレている

コーデ

正面
斜め
後ろ
オアスロウ スリムフィットファティーグパンツ
レッドウィング ミルワン
タイメックス * ナイジェルケーボン

まとめ

身長:168cm
体重:57kg
サイズ:M

チャンピオンのリバースウィーブはアスレチックウェアなだけあってかなり丈夫だ。
また、極々シンプルなのでどんな格好にも合うし、経年変化まで楽しめる。
気負うことなく着れる、リアルクローズの代表的アイテムだ。