【WESTOVERALLS 806T ブラック】ウエストオーバーオールズ 穿き込み・色落ち①:開始
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買ってしまった。
デニムを。
またデニムを買ってしまったのだ。
足が2本しかないことが悔やまれる。
ウエストオーバーオールズのテーパードモデル、806Tのブラックを購入した。
同じブランドのデニムを2本以上買ったのは、リーバイス、ヌーディージーンズに次いで3ブランド目だと思う。
そう考えると、最も買っているデニムはリーバイスで、覚えているだけでも5本買っている。
穿いたことないブランドのデニムを穿きたがるぼくが、リーバイスで5本もデニムを買っていることにやや驚いている。
話が逸れたが、とにかく新しいデニムを買った。
目次
なぜウエストオーバーオールズ 806T ブラックを選んだのか?
理由は2つある。
まず第一に、現代的なシルエットのデニムが穿きたくなったことが大きい。
今メインでLVC 1966年モデルの501を穿き込んでいる。
LVC 1966年モデルの501は復刻モデルなので当たり前だが、クラシカルなシルエットだ。
そこが魅力で、かつデニムの源流に近いモデルを改めて穿き込みたいという理由で選んだ。
穿き込み始めて間もないが、気に入っている。
ただ、人間、ないものねだりもしたくなってくる。
クラシカルなシルエットのデニムを毎日のように穿いていると、反動で現代的なシルエットのデニムも穿きたくなってくる。
そんな時に、映画 トレインスポッティングを久しぶりに観た。
トレインスポッティングを久々に観たら、細身でテーパードが強めで、色落ちしたらグレーになりそうなブラックデニムが欲しくなった。
これが第二の理由だ。
ただ、ブラックデニムは難しい。
ぼくの知る限り、ブラックデニムでいい感じの色落ちするデニムはほとんどない。
デンハムが色落ちも楽しめるブラックみたいなのを出していた気もするが、高すぎる。
あと、そこはかとなく漂うオラオラ感が少し苦手。
更に、ノンストレッチが良い。
そう考えると、候補になるデニムは一つしか思い浮かばなかった。
ウエストオーバーオールズだ。
既に穿き込んでいるウエストオーバーオールズ801Sはかなり気に入っている。
ウエストオーバーオールズならノンストレッチだし、色落ち、シルエットともに間違いないだろうと思った。
まとめると、現代的なシルエットで、色落ちしたらいい感じのグレーになりそうなブラックデニムが欲しくなったので、ウエストオーバーオールズ806T ブラックを選んだということ。
写真
全体
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テーパードがかなりキツめで、ものすごく裾幅が狭い。
そうそう、これこれ!という感じ。
テーパードは膝というより、太もも近くからかかっている。
テーパードがかかるポイントを高めに設定することにより、O脚に見えにくく、脚が長く見えるらしい。
そして丈が短い。
アンクルカットだ。
細部
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腰回りのベルト部分のパーツは省略されている。
この意匠は、ウエストオーバーオールズのトレードマークだ。
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ウエストオーバーオールズのトレードマーク、ウエスト内側のゴム。
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ジップフライ。
ジップは801Sと同じくタロン社製。
ちなみにタロン社は1891年に初めてファスナーを発明した、ジッパーの元祖といえる会社。
ヴィンテージへの憧憬が強い、ウエストオーバーオールズらしい良いチョイス。
ボタンフライの方が嬉しいが…。
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生地感はヴィンテージライクなザラつきと、少しの毛羽立ちがありつつ、クリーンさもある不思議な表情。
真っ黒というより、どちらかというと濃いグレーに近い。
生地の厚さは13.5オンス。
穿き込んで何度も洗濯している801Sに比べ、生地がまだ硬いので厚く感じる。
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801S同様、巻き縫い。
耳はない。
ウエストオーバールズはこれで良い。
この巻き縫いにより、ウエストオーバーオールズらしい絶妙なシルエットが成り立っている。
そして、巻き縫いならではのアタリも結構好き。
裾はチェーンステッチ。
ワンウォッシュなので、裾にすでにアタリが出ている。
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色が飛んでいて分かりにくいが、薄いオレンジ色の刺繍に丸で囲まれたWのタブ。
とても控えめ。
正直、このタブはなくてもいいと思う。
コーデ
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まとめ
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こういうパンツは使い勝手がいい。
大体どんなスタイリングにもハマるし、まずもってダサくならない。
一方で、愛着を持って長く穿けるパンツが少ないジャンルだと思っている。
使い勝手がいいということは、とっつきやすさであり、言い換えれば軽さだと感じる。
つまり、軽薄でチャラいということだ。
遊びで穿くにはいいけど…となりがち。
806T ブラックは、この辺の匙加減が絶妙だ。
シルエットは現代的で軽やかさがあるが、ヴィンテージライクな生地感やディティールでうまくバランスをとっている。
考えれば考えるほど、これ以上の選択肢はなかったと感じる。
今メインで穿き込んでいるLVC 1966年モデルの501に限らず、今後もメインで穿き込むのはインディゴデニムだと思う。
806Tブラックがどんな色落ちをするかは未知数だが、どんなにいい色落ちをしても、インディゴデニムの色落ちの方が楽しいはずだ。
それでも、806Tブラックは長く穿けるデニムだと思う。
ゆっくり気長に経年変化を楽しんでいこうと思う。
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