【モードで飽きない定番リュック】コートエシエル イザールの機能性とコーデ(Cote&Ciel – Isar)

2022年2月24日

少し前に、異業種からIT企業に転職した。
転職して印象的だったのは、リュック人口の多さだ。
リュックは楽に荷物を運べる、合理的なアイテムだ。
そしてあらゆるバッグの中で、最も使用時に走りやすく、素早く移動できるバッグだと思う。
合理的でスピード感を重視する、IT企業らしいアイテムかもしれない。
こじつけだが。
ぼくはリュックよりトート率が高いが、コートエシエルのイザールというリュックを愛用している。
超IT企業っぽいリュックだと思う。
転職する前から使っているアイテムだが…。
イザールを背負っている人を見たことある人は多いと思う。
一度見ると忘れられないインパクトがあるリュックだが、同時に長く愛用できる飽きないリュックだ。


コートエシエルとは?

コートエシエルは2008年にフランス パリで創業したバッグブランドだ。
ポータブルデバイスや、ガジェットの収納に優れていることが特徴だ。
アップル社公認ブランドであり、スティーブ・ジョブズが愛用していたという話は聞いたことがある人も多いだろう。
コートエシエルの魅力は機能性だけでなく、その独特の存在感にある。
コートエシエルのバッグは、"一枚の布からバッグをつくる"という思想の元、極めてミニマルなデザインとなっている。
裁断や裁縫を極力抑え、ステッチやファスナーを見えにくくすることにより、洗練された印象を生み出している。
このアプローチは、イッセイミヤケの"一枚の布"の哲学に通づるものがある。
コートエシエルには、他のブランドにはないモードな雰囲気があり、スタイリングの良いアクセントとなる。

写真

概要

ぼくのイザールは一番小さいSサイズで、カラーはブラック。
Sサイズのみ、前部のコンパートメントの向きが左右逆になっている。
「背負った状態でも、ポケットから物を取り出しやすいように再設計した結果、Lサイズ・Mサイズとは左右逆になった」みたいな記事を読んだことがあるが、右利きならば取り出し口は向って左(Sサイズの向きとは逆)の方が使いやすいと思う。
ナイロンはコートエシエル独自のエコ ヤーン(Eco-yarn)というマテリアルで、ペットボトルなどのリサイクル素材でつくられているらしい。
バリスティックナイロン程ではないが十分な強度があり、5年くらい使用しているがヘタっていない。
撥水性が高いのが特徴。
そして、人間工学に基づいて設計されており、重さを感じにくいつくりになっている。
肩紐もしっかりしており、5年使用した実感値としても疲れにくい。

前部のコンパートメントには、小物を入れれるファスナー付きのポケットが付いている。
このくらいの荷物は優に入る。
が、ここに荷物を入れすぎるとリュックが膨らんで野暮ったくなるので注意。
ちなみに、ぼくはよくここのファスナーを閉め忘れる。
なんだかんだ物を落としたことはない。
ファスナーが開きっぱなしでも、物が落ちにくいように設計されているのかもしれない。

メインのコンパートメント部分にはこのくらいの荷物が入る。
メインはコンパートメント部分の外周が硬いため、正直あまり荷物は入らない。
Sサイズはタウンユースには適しているが、着替えだったりプラスアルファの荷物を持ち運ぶのは難しいだろう。

無理やり容量オーバーの荷物をねじ込むと、こんな感じでファスナーのプルタブが曲がる…。
タイトなリュックに、荷物という戦うボディをねじ込みすぎた。

前部とメインのコンパートメントに、それぞれ先ほどの荷物を入れた状態。
イザールは、荷物を入れても膨らみにくい構造になっており、シルエットが崩れにくい。

ちなみに、今回写真を撮って初めて右サイドにシークレットポケットがあることに気がついた…。
イザールは、2つのコンポーネントと1つのシークレットポケットから成るリュックということだ。

スタイリング

身長:168cm
体重:57kg
リュックサイズ:S

まとめ

コートエシエルの凄いところは、インパクトがあり、モードな雰囲気を漂わせながら、極々普通のカジュアルスタイルにも馴染むところだ。
スーツにも違和感がない。
これは、不要な要素をそぎ落とし、徹底的にミニマルなデザインが貫かれているからだと感じる。
誰もがモードな恰好が似合うわけではないが、コートエシエルのリュックを背負えば誰でもモードなテイストを、自然に味わうことができる。
この、「誰でも・自然に」というところがコートエシエルの凄いところだと思う。
誰でも自然に馴染むものは、普遍的であるため飽きにくい。
インパクトがある見た目とは裏腹に、コートエシエルのイザールは、長く付き合うことができる良いリュックだ。
余談だが、最近モードな恰好がしたい気分になってきた。
久々にラッドミュージシャンとか着たい今日この頃だ。