【タフにガシガシ使える】エルエルビーンのトートバッグの経年変化①(L.L.Bean – Boat and Tote)

2022年2月24日

コロナ禍により、めっきり外出の機会が減った。
外出の機会が減ると、靴を履く機会が減り、腕時計をつける機会が減り、そしてバッグを使う機会が減る。
そんな中で、コロナ禍になってから購入し、外出する際にほぼ欠かさず使用しているバッグがある。
それがエルエルビーンのボート・アンド・トート・バッグ、通称ビーントートと呼ばれるバッグだ。

エルエルビーンとは?

創業者のレオン・レオンウッド・ビーン氏が、1911年にハンティングシューズを発明したところから、エルエルビーンの歴史が始まる。
翌年の1912年に企業化され、アウトドア用品を中心としたブランドとして長い歴史を誇る。
初プロダクトのハンティングシューズはビーン・ブーツ呼ばれ、当時とほぼ変わらないデザインで現在も販売されている。
ちなみに、ヘミングウェイやベーブ・ルースもエルエルビーンを愛用していたらしい。
1992年に初めて日本にも直営店がオープンした。

ビーントート(ボート・アンド・トート・バッグ)とは?

1944年に氷の運搬用に開発された、ビーン・アイスキャリアがビーントートの原型となっている。
重たい氷を運ぶために、目の詰まったヘビーオンスのキャンバス生地を使用している。
200kgを超える荷重に耐えることができ、また、氷が溶けだしても水が垂れにくい作りになっている。
ビーン・アイスキャリアの作りは継承しつつ、1965年にマイナーチェンジがあり、正式名称がボート・アンド・トート・バッグになった。
ボート・アンド・トート・バッグは、セーリングに必要な荷物をガバっと運ぶことを想定して開発されている。

写真

Mサイズ。
普段使いにはちょうどいいサイズ。
荷物をガバっと運ぶ用途で開発されているため、仕切りもポケットもない。
チャック付きのモデルもあるが、ビーントートの背景を考えればチャックはないほうがしっくりくる。
慣れると、大雨の日を除いて、この必要最低限の仕様も別段不便さも感じなくなる。
むしろ、この必要最小限で原始的な作りがカッコいいとすら思えてくる。
ただ、バッグの底に埃がたまるため、定期的にガムテープでペタペタしている。
バッグの生地はかなり硬く、ハンドルも自立する。
使い始めて10か月強で、洗濯は一度もしていない。
※公式では洗濯機による洗濯、そしてドライクリーニングは不可としている。

メイドインUSAだ。
今でも自社工場で職人による手作業で製造されている。
価格を考えるとすごいことだ。

よく内側にしている面の淵が汚れている。
細かいことはあまり気にせずに使用している。
汚れが目立ってきたら、一旦は薄めた洗剤による部分洗いで対処しようと思っている。

ハンドルのエイジング。
ここの色落ちが一番の見どころ。

ハンドルの内側は当然汚れている。

まだ、ボディにはあまり変化が見られない。

大雑把な裁縫もメイドインUSAの味わいであり魅力。
これでいい。

アウター:エンジニアド・ガーメンツ
インナー:バンドール
パンツ:リゾルト
シューズ:レッド・ウイング
ウォッチ:カシオ

肩掛けもできるが、肩掛けするにはMサイズのハンドルは短い。
手で持つのが基本。

まとめ

身長:168cm
体重:57kg
サイズ:M

ビーントートは、必要最低限でデザインされたバッグだ。
原始的であるが故に、シンプルなバッグの一つの完成形だと思う。
つまり、飽きない。
普遍的なスタイリングへのハマり具合がすごい。
スタイリングにビーントートは欠かせないと言う人や、何年も愛用する人は多い。
ぼくもその一人だ。
いずれは洗濯し、クタクタになっても愛用すると思う。
ビーントートは価格的に手も出しやすいし、とりあえずひとつ持っておいて損はしないアイテムだ。
一度は手に取ってみてほしい。